■ギタリストになる前の心構え
はじめてエレキギターを手にするとギターを夢中になって練習していると思いますが、
ある時を境になぜかモチベーションが下がってきて、ギターと向き合う時間が減って
しまうということがよくあります。
原因は練習しても、憧れのギタリストみたいなプレイには程遠く、理想と現実の
ギャップに先が見えず、目標を見失ってしまうことにあります。
本当に自分でもギターが上手くなるのか?
そう自分に問うようになってしまうと、ギターを練習する気にはなかなかなりづらい
ものです。
ただ、憧れのギタリストも、現在のレベルになるには相当の練習量を積んでいます。
昨日→今日の練習ですぐ上手くなっているわけではありません。
なかなかギタリスト自身が今まで、『トータル〇〇時間練習しています。』とは言い
ませんが、インタビュー記事などで一日の練習時間が出てくると凄い数値が出てきます。
よく言われる話で、ギタリストに限らず野球選手でも一流のプロと呼ばれる人になるには
”1万時間の専門訓練(練習)を積むこと”がひとつの目安になっています。
そこでぜひギターを練習するうえで憧れのギタリストを目指すならこの10.000時間という
数字を意識してみてください。
1万時間といっても、一体どのくらいの量なのかわかりづらいと思いますので、わかりやすく
毎日8時間練習すると仮定して計算してみましょう。
10000時間÷8時間=1250日
1250日÷365(日)=3.4246‥(年)
一流と呼ばれるプロのライン(最低ライン)に到達できるのは‥3年と約半年。
意外にがんばればイけるのではと思った方はぜひここを目指してチャレンジして
みてください!!
一応目安ですので、ギタリストとして成功できるかどうかはまた別の話になりますが、
1万時間のギター練習を積むことができれば、ギタリストとしてギターを思い通りに操れる
位のレベルに間違いなく到達することができるでしょう。
エレキギター初心者の頃から1万時間を意識することは酷だとは思いますが、このことを
頭の隅にでも置いておくだけでも、気持ち的にもギター上達への足がかりになるのでは
ないかと思います。
1万時間に到達するまではとにかく自分より上手いギタリストをみてもヘコまず
「まだトータルの練習時間が足りないからしょうがない、そのうち追い越してやる!」
程度に考えておきましょう。